短編小説 

朝の散歩男 腰痛編

今日は須磨浦公園まで行った。今朝は、月曜日の朝の8時と言う、いかにも社会的な朝の風景が僕の眼に映った。学校に通う,保育園児、幼稚園児、小学生、高校生、それにつきそう母親、横断歩道には、担当を任せれた地域住民がいた。とても慌ただしい、バタバタ…

朝の散歩男 山側編

今日は、山の方へ向かっていった。近くのお寺へ行ったのだ。山の麓にあるお寺で、階段を登らなくてはいけない。山の風と海の風は違う。 今日は、日差しがきつい。なので、影を求めて山の方へ行くことにした。お寺では、お経をあげていた。川沿いに続く公園で…

朝の散歩男 土曜の朝編

今朝は朝の9時に家を出て須磨海岸へ向かった。土曜日なので学校や公園では、少年野球チーム、少年サッカーチームが練習している。なかなか、上手いところが、見ていて損しないところだ。 お洒落した女の子や女性が、都会へ向かっていたり、平日の朝とは違っ…

朝の散歩男 寝坊編

今日は、寝坊した。昨日は、夜更かししたし、少しお酒も飲んだ。いつもより、目覚めが遅いのは、必然だ。そんな、今日の朝の散歩は、寝坊した事に対する後ろめたさから 足取りも重い。いつもより人も多いし、街の悪い所の人が多すぎるという所に、僕は足を踏…

朝の散歩男 

今日は、海よりも雲が気になった。いつもは、海が気になる。薄く暗く太平洋全体を覆う雲は、どこか不気味で今日と言う日に、嫌な事が起こるんじゃないか?と不安な気持ちにさせる。 いつもの海沿いに整備された道は、少し変化があった。すれ違う方から「おは…

朝の散歩男

今日の海はいつも道理だった。まだ潮が満ちていて風が強めなぐらいだ。ジーンズにTシャツその上に着たパーカという服装では、少し肌寒く。冷たい風が吹いていた。今日の朝は、やたらとすがすがしく、「朝っていいな。」と思わされた。朝からすると「朝ってい…

雨の散歩男 

今日は雨だった。そんなに蒸し蒸ししていない。まだ、湿気が少ないからだろう。日曜日の雨のam4時は、とても孤独で、海もいつもより荒れている。音が違うのだ。いつもの「ザザ〜〜」に対して「ザッバ〜〜ン」と上から叩きつけるような感じの悪い音だ。音によ…

夜の散歩男 海に沿う公園編

今日は夜の2時に海に沿う公園へ向かった。その公園は、小高い山の麓にあり昼間は、観光客がまばらに存在する。しかし、流石に夜の2時にもなると誰もいない。ゴールデンウィークを過ぎて、これから夏を迎えようとしている夜の2時すれ違う人も極稀で、ごみ…

夜の散歩男 プチ小説

最近 夜 特に夜中に散歩をしている。男だからできる散歩だ。これを「夜の散歩男」と呼ぶことにした。夜の散歩男は、いつもボーッとしている。傍から見ると ただ歩いているだけだ。でも、夜の散歩男は、色々と考え事をしている。小難しいことや楽しいこと 過…

夜を吹かす。

夜を吹かす プカプカと吹かす。「やってられない」と吹かす。「なぜ僕ばかり」と夜を吹かす。「あの頃はよかったな」と夜を吹かす。現在、その夜の吹かしの数は、1億3000万の数に達する。

自分への叱咤激励自問自答 小説

なははどうせなら 1番目指してがんばるべきだなんて 考えておいて結局駄目だったじゃないか?笑わせてくれるじゃないか。上を向いて歩こうじゃないか。人々は笑うだろうね。「どうせ また無理だよ。」「また 馬鹿がやってるよ。」ってね。影で笑っているよ。…

いいい

長い距離を歩いて足にできたマメの水を手で抜いていると中から綺麗な女性が出てきた。とても小さな女性で、身長はおおよそ1cm、髪はショートカットで、スタイルも良い。出てきて彼女は僕に向かってこう言った。「こんにちわ 大男さん。」「いやいや 君が…

ボーっとしよう。

急かせかするのを良いとする社会も有りますが、僕は「ボーッと」します。こんな素敵なFREEはありません。政局も不安定ですし、不景気ですし、急がないです。ぼーーッとします。

図書館

今日は久しぶりに図書館へ行った。夕方に出発したが、空は青で風は水色だった。久しぶり来たこの空間は、以前にも増して親密さと新鮮さが混在してた。目的の棚に向かい自宅で、WEB検索しておいた書籍を探していると隣に女性が現れた。彼女も同じ棚で書籍を探…

朝の景色

今朝は、雨がちらつく長い冬から目覚めた春の空気が清々しい。おまけに小雨が降っている。小雨は、春に向けて準備してきた花達を活気つけさせる。みんな上を向こうと頑張っている途中だ。まだまだだ。頑張るぞと まだ咲き誇るには力強さが足りない。もう少し…

日本を去る人残る人 小説

もう日本を一足早く見捨てて海外で活躍する人物が多数いるし、とても利口だと思う。マスメディアもゾロゾロと海外へ出て行きはじめている。10年後の日本を想像できる先見の明があったのだろう。彼らは明るく幸せに生きている。日本に残ったものは、とても不…

あいつがまだいる プチ小説

さっきヤッタあいつが生きている。確実にヤッタはずだ。なのに、今、俺の傍にいる。どういうことだ。今俺の左にいるのは、あいつなんだ。見ることはできない。でも、確実にいる。気配を感じるんだ。わずらわしい奴は、いくらヤッテもわずらわしい。

悪の化身

あのコは、悪の化身だ。いつも、表面上の笑顔を作っている。対人関係において、非を唱えるものは誰もいない。その端正な顔立ちや、笑顔から読みとれる独特の表情は見るもの全てを幸福にした。彼女に惚れる男子生徒も多く、いつも誰かに話しかけられていた。