図書館

 今日は久しぶりに図書館へ行った。夕方に出発したが、空は青で風は水色だった。
久しぶり来たこの空間は、以前にも増して親密さと新鮮さが混在してた。目的の棚に向かい自宅で、WEB検索しておいた書籍を探していると隣に女性が現れた。彼女も同じ棚で書籍を探してるようだ。
 僕が探してるのは、パソコンの本だ。なので、当然彼女もパソコンの本を探していることになる。
どうしても先入観として本は、お年寄りが、老眼鏡を付けて読むものだと言うイメージが子供の頃から強かった。しかし、チラチラと横目でそれとなく、いや向こうにはきっとバレているのだろう。見てみるとなんと世間一般で言うベッピンさんやんか〜。

 もちろん、こんな所で話しかけるキッカケも勇気もなければ、金曜日の夜を楽しむお金もないので其のまますれ違うのみという多くの男性の悩みに、必然的になってしまう。このケースでの僕たちの課題は、数々のドラマや小説の中で、その解決方法として紹介されている。

例えば、同じ棚にある本を二人同時に手に取ろうとしてその手が触れ合い、
女性「あっ どうぞ。」
男性「いえいえ、お先にどうぞ。」
となり、読み終わったら渡す約束を交わし、連絡先を交換しあう。そして、感想など言い合い仲良くなっていくというパターンだ。

 そして、僕はお目当ての本に手を伸ばした。その時!!
しかし、何も起こらなかった・・・。

ドラクエの宝箱を開けた時を思い出す。