夜の散歩男 ナンパ編

夜中の二時に散歩をしていると、
男性二人組の乗る型遅れの白いホンダ車から声がした。
助手席に乗った男が、「ギャルや。ギャルや。」と言っている。

僕は散歩男だ。夜だから見えないのか。それともよっぽど飢えているのか?
それとも夜の2時という'夜のくもざる'的時間帯が彼をそうさせたのかもしれない。

運転手の方は、冷静だ。


「どう見てもギャルちゃうやろ」と言っている。

車に乗ると性格が変わる人がいますが、そのタイプなのかもしれない。