僕にとっての夏目漱石・About Souseki Natume
僕が初めて夏目漱石に出会ったのは、高校3年生の時だった。
受験勉強の問題文に、よく出ていた。中でも僕の心を打った作品は、「私の個人主義」。
夏目漱石は、問題文によく出ていた。国語の勉強は、僕にとって娯楽だった。
受験勉強と言うよりも娯楽だった。思想にふけるのが、好きだった。彼の作品を読むことによって、様々な場所へ行ける。四国だったり、海外だったりする。
明治時代の文豪として彼は、有名だ。その時代背景と照らし合わせると更に面白い。
時代背景が、現在と似ている言う点で、昨今でも話題になることが多い。
この私の個人主義という作品を僕は、大学生活の中で探し求めていた。なかなか見つからなかった。
でも、ある本屋さんのコンピューターの検索でヒットした。なんと、全集の中に含まれていたのだ。
文庫本を探していたから、見つからないわけだ。それにしても現在のコンピューターによって管理されている本たちは幸せだろう。それまでの僕の苦労はなんだったんだ。と言わざるを得ない。
私の個人主義 (講談社学術文庫 271)
posted with amazlet at 10.06.15